戦国乱世のWEB業界
2017年に行われた調査によると、WEB上には、実際に稼働しているネットショップが約190万店舗も存在するという
結果が出ました。(データ参考:国内のネットショップは一体何店舗稼動しているのか?│ecc Lab)
WEB業界の市場規模は約50兆円になり、建設業界や環境ビジネスに匹敵するほど、右肩上がりの成長を続けています。
WEBを利用するお店や企業の増加と比例し、WEB業界で働く人も増えております。
WEB業界は人材需要のある業界にもかかわらず、最新のWEB技術が必須な、専門的な仕事のため適材適所入れ替わりが激しい業界だともいえます。
あなたが、何年もこの先WEB業界で働き続け生き残るためには、どうすればいいのか考えてみましょう。
WEB業界で生き残るために大切なこと
WEB業界で生き残るためには、求められる役割を理解することが大事です。
これからのWEB業界ではどのようなことが求められているのか、WEBの現場で重要とされる役割を理解しておいたほうがいいでしょう。
そのためにWEBサイトの役割は今後どのように変化していくのかを見ていきます。
これまでのWEBサイトの役割
これまではWEBといえば広告のひとつでした。
宣伝のひとつとして役割があります。
さらに今は進化していて、プロモーション戦略として広義な意味をもカバーするのがWEBであるという風に、その役割が大きく広がっています。
これからのWEBサイト
現在のWEBサイトはテレビのコマーシャルとも連動していることもありますし、広告とも連動していることもありますので、いろいろなところと連携しているのが特徴です。
関係する相手や接触する相手に対し、コミュニケーションのすべてを見据えた中でWEBサイトを作らなければいけないのです。
これまでのように一部の広告を見る人に向けたものとは異なったWEBサイトを作るための技術として、具体的にはどんなことが求められるのでしょうか。
*関連記事「WEB業界のこれから」も合わせてご覧ください。
WEB業界で必要な役割とその能力
例えば、WEBストラジスト、つまりマーケッターの場合には、WEB戦略をきちんと理解して、幅広いマーケットの知識を持ち、その上でWEBサイトを構築してゆかなければいけません。
そうしたことに伴って、WEBサイトを作るということはこれまでのように短期間ではなく、長い目で見た長期戦略を立てる能力が求められています。
WEB業界で働く人には、それを実現させるための長期プランを考える必要があるわけです。
具体的にいうと、コンテンツマスターや情報キュレーターとして求められる能力は広く、長いスパンで利用者とコミュニケーションが取れる方法を考えていく必要があります。
会社や企業から一方的にメッセージを送り続けるだけでは、消費者には伝わりません。
さまざまな調査や情報収集方法で、利用者の動向や時代の流れを見据えながら動く必要があります。
次にこれからのWEB業界において中心的な役割になるシナリオライターとクリエイティブディレクターに必要な条件を紹介します。
シナリオライター
シナリオライターは、すべての人、すべてのブランドの価値観を考えて仕事をすることが求められてきます。
そのブランドや会社のストーリーテラーを勤めるわけですから、しっかりとウェブの特性やブランドの特性を理解する必要があるでしょう。
クリエイティブディレクター
そしてクリエイティブディレクターとしてWEB業界で活躍している人は、広告制作の現場ではメインとなる立場です。
どんな表現をして、商品の広告展開をしていけばいいのかなどを具体的に表現していかなくてはいけません。
ECサイトを立ち上げる時もオリジナル性のある、それでいてわかりやすく使いやすいWEBサイトを作るために常にトライ&エラーをしながら方向性を示していくリーダーシップも必要になります。
WEB業界で生き残るためには、こうして自分がどんな立場で動けばいいのかということをしっかりと理解しておく必要があるのです。