戦略フレームワークとは?

戦略フレームワークとは、ビジネスの課題を解決へと導くために必要なロジカルシンキングを誰もが行えるように、考え方を定型化したフレームワークのことをいいます。

戦略フレームワークはウェブマーケティングをはじめ経営戦略、商品開発、事業効率化など、あらゆるビジネスシーンで使われています。

戦略フレームワークは有名なものから、あまり知られていないものまで無数にあります。
そのなかでも基本中の基本となるフレームワークを知っていれば、いつでもその枠組みに沿って考えることができるので、直面している課題を解決したり、交渉時に説得力のある提案をしたりと、ビジネススキルを飛躍的に伸ばすことができます。

ぜひ覚えて実践で活用するべき、基本中の基本となる戦略フレームワークをまとめました。

覚えよう!基本の戦略フレームワーク

●3C分析

Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つのCのことをいいます。
企業の経営戦略を練る際に、3つのポイントから環境を分析し、目標を達成するための計画を立てるときに、よく使われるフレームワークです。
Customerではユーザーニーズや市場動向、顧客の購買プロセスなどを分析します。
Companyでは自社が抱える課題や強み、市場での立ち位置などの分析を行います。
Competitorでは、競合他社の強みやサービス内容、プロモーション活動、商品内容などを分析します。

●SWOT分析

Strengths(内部要因の強み)、Weaknesses(内部要因の弱み)、Opportunities(外部要因の機会)、Threats(外部要因の脅威)の4つのマトリクスで戦略を分析する手法です。
内部要因と外部要因とに分けて整理するときに使います。
Strengthsでは自社の強みと、それをどのように生かすかを考えます。
Weaknessesでは自社の弱みと、それをどのように克服するかを考えます。
Opportunitiesでは自社にとって有利な市場環境の変化とは何かを考え、そしてそのような機会が訪れたらどのように生かすかを導き出します。
Threatsでは自社にとって脅威となる外部要因は何かをピックアップし、その脅威からどのように自社を守るかを考えます。

●4C分析

買い手の視点からサービスについて考えるためのフレームワークです。
Customer Value(顧客価値)、Costomer Cost(顧客コスト)、Communication(コミュニケーション)、Convenience(利便性)の4つの視点で状況を分析して戦略を立てます。
Customer Valueではユーザーに対してどのような価値を提供できるかを考えます。
Costomer Costではユーザーはどのような負担があるのかを考察します。
Communicationではユーザーにこのサービスをどのように知ってもらう方法を考えます。
Convenienceではユーザーにとって使いにくかったり、不利になったりする点はないかを分析します。