世の中にはいろんな仕事があります。
昔からあるものや、近年新たに出てきた仕事も多いです。
その中の一つに、システムエンジニアという仕事があります。
この仕事は、IT技術の急速な進歩とともに登場してきた仕事です。
とはいえ、まだまだ世間一般には馴染みが薄いのが現状です。そこで、業務内容について紹介します。
まず初めに、大まかな業務についてです。
システムエンジニアは、例えばATMやインターネット通販など、日頃使っているシステムを作っています。
システムを作る時は、仕事内容を段階に分けて行います。一般的には、要件定義、設計、構築、導入、運用、保守という流れになります。
これらを分担して、複数人のグループで仕事をするのが一般的です。
では、次にそれぞれの仕事について紹介します。
まずは、要件定義です。要件定義とは、お客様の要望や現状の問題点を洗い出すことです。
そして、その中から必要なものを取り出して、システムに組み込んでいきます。
実際にシステムに組み込んでいくのは、次の設計段階です。設計では、具体的なシステムの作り方を考えます。
設計図を描く場合や、プログラムのコードを描く場合があります。
そして、この設計に基づいて、作業日数を割り出すのです。
作業日数が決まれば、いよいよ構築作業になります。
構築とは、実際にお客様の機械にシステムを設定することです。
多くは、業務を行っていない休日や夜間に作業が行われます。
構築作業中に、エラーや問題が生じると、納期に遅れる可能性があります。
よって、設定が正確に行われているかどうかが重要です。無事、期間内で構築作業が終われば次は導入です。
導入では、お客様の現場で実際にシステムを動かします。
とはいえ、急に新しいシステムに切り替えるのではありません。
まずは、旧システムと同時進行をします。
そして、新システムが正常に動作すれば、そちらに切り替えていきます。
その後は、お客様が主体で運用するという流れです。
しかし、最初は慣れないこともあるので、システムエンジニアがサポートします。
これが、運用です。ここまで終わればプロジェクトは終了です。その先は、保守と言って、障害が出た時に対応します。
このような仕事を分担して行いますが、多くは設計、構築、保守で専門的な技術をつけることが一般的です。
また、要件定義やプロジェクト全体の統括はプロジェクトリーダーが行います。
これは、全ての段階の仕事を経験した人が担当します。