Webデザイナーを志すときに必要な知識

Webデザイナーとして活動をしていくためには、まずは何をおいてもどういったしくみでサイトは制作されているかという基本的な知識を学ぶ必要があります。

普段一般の閲覧者としてネットサーフィンをするという場合なら特に意識をする必要はありませんが、制作者としてそれに関わっていくとなったときには、どうして、どんな意図で、どういったしくみで作られているかといった細かい部分まで観察する能力が必要になってきます。

そのためまずはWebのデザイン以前に、Webサイトはどういった方法で作られており、またどういったしくみを通じて一般の人が見ることができるようになっているかといったことを知らなくてはいけません。

Webデザインはアート作品と違い、どこに何を配置するかによって見る人の行動を決めていくという機能面が多く求められるため、どういったしくみにすればより本来の目的にあったデザインになるかを考えるための知識が必要となります。

そういった意味で、まずはITパスポートのような通信について基本的なしくみやマナー、ルールなどを学べる勉強をすることが最初のステップと言えます。

全ての技術を知る必要はありません

ただWebの仕組みやサイトで使われる技術について詳しく勉強をしていくほど、その奥の深さに驚き「本当に自分にもできるんだろうか?」といった疑問がでてきてしまいます。

確かに勉強をしようと思えば数限りないほどの学習ジャンルがあるのがWeb業界です。

ですがそうしたことに気をとられてしまっては、どこまで勉強しても実際の現場に出ることはできません。

目指すものが「Webデザイナー」であるならば、基本的なしくみや機能の概要部分までをつかむことができたら、そこから踏み込むのではなくそれらの技術をどうデザインに生かせるかという方向で勉強を進めるべきです。

難しいプログラミングを必要とする部分に関しては、無理に付け焼き刃的に自分でやろうとするよりもむしろ専門のSEにおまかせした方がずっと全体の質は高まります。

勉強をするときに必要なのは、まずは全体像を掴んだらそこから自分にとってどういった方向に進むのがよいかということを決めていくということです。

世の中のWebデザイナーさんも全て同じ能力を持っているわけではなく、デザインに特に強い人や、SEOに強い人、またプログラミングもデザインもそこそこできる人といったように得意分野が分かれます。

大切なのは自分の強みとなる部分はどこかを見極めそこを伸ばしていくという姿勢です。

とにかく実践あるのみ

ある程度勉強ができたら、まずはとにかく自分で一つサイトを作ってみましょう。

Webデザイナーさんは仕事として依頼を受けることはもちろんありますが、その他にも自分のブログやサイトを持って運営をしていることがほとんどです。

自分で一つ完全に形となるサイトを作ってみると、勉強だけでは身に付けることが出来なかった経験を得られ問題点なども出てきます。

勉強だけなら出来そうに思えたことも実際には思うようにいかないこともよくあり、そこからまた新たに学ぶべき課題も浮き彫りになります。

今は働きながらスクールに通ってWebデザイナーの勉強をすることもできるので、自分のライフスタイルに合わせて検討してみるのもよいでしょう。
後はどのスクールを選べばよいのか迷う人もいると思いますが、↓の学校では就職率93.6%と非常に高かったので、それだけ卒業までに高い技術力を修得できるのではと推測できます。

独学でもある程度の技術は身につきますがやはりどんな人にも苦手な分野というものはでてきてしまうので、そこで必要に応じてスクールに通ったりセミナーに参加することで先生に質問し、分からないことを質問できる環境があることは成長に必要不可欠なことなのではないでしょうか。

最初のうちはとにかく実績づくりが大事になってくるので、できるだけたくさんのサイトをデザインできる環境、そこから能力を伸ばしていけるよう目一杯背伸びをしていきましょう。