20~30年前は、プログラムを作る人はごく限られた人間でした。
大学や専門学校で学ぶ人、仕事で使う人などがそれにあたります。

ところがWindows95が登場して以降、パソコンが各家庭に浸透していきインターネットは私たちの身近な存在になりました。
趣味でホームページを自分作る人がでてきて、簡単なスクリプト言語を学び習得する人も出てきました。
今ではブログやSNSが普及し、パソコンからだけでなく、スマホやタブレット端末を使ってネットにアクセスしています。

そんな中、ゲーム機で遊んでいた小学生たちはパソコンでゲームを楽しむようになりました。
今では小学校でパソコンの授業が行われているほどです。授業の内容は主にキーボード操作を勉強したりエクセルやワードを使って簡単な文書作成をする程度ですが、パソコンに興味を持たせるため、上級生になると子供向けのスクラッチやMOONBlock、プログラミンというようなビジュアルプログラミング言語を勉強させる学校が増加しつつあります。

これらはプログラムのソースコードを書かなくても、簡単なマウスの操作でプログラミングが可能です。
また、子供向けのプログラムを勉強する教室に通わせる熱心な親もいるほどです
小学生だけでなく、趣味でプログラムを作る人が増えてきました。

これは、難易度が高かったプログラミング言語が最近では理解し易いものに変わってきたからです。昔はプログラムを作るのに、アセンブラやCが使われていましたがVBが登場してからだんだんと扱いやすくなってきたことも、プログラミングを学ぶ人が増えてきたひとつの理由です。

また、オブジェクト指向になってからは、オープンソースであるJavaも登場し、お金をかけずにプログラムを作れる環境が整えられるようになったことも大きな要因といえます。
さらにWebデザイナーがVBScriptやJavaScript、Rubyなどを使うようになり、プログラム作成の難易度にも幅が出てきて専門的知識がさほどなくても、プログラムを作成できるようになりました。

今では独自でレンタルサーバを使い、MovableType、postgreSQLなどを利用して自分の個性を発揮したブログや個人サイトを作る人が増加しました。
これらを構築する費用はレンタルサーバー代くらいしか掛かりません。
モバイルの多様化により、ニーズに合ったサイトの種類や提供サービスも益々増えていくと考えられます。
プログラムの作成は今後更に広がりを見せるインターネットの世界においても注目すべき重要事項です。

プログラミングは環境さえあれば独学での勉強も十分に可能ですので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
簡易的な環境を整えて学習する書籍が充実していますので、少し覗いてみてもよいかもしれません。