Webデザイン技能検定とは、簡単に言ってしまえばウェブ関連の国家資格です。
ウェブ関連というのは、ホームページの制作やシステム構造、セキュリティ対策などを指します。
これは1~3級まであり、数字が小さくなるほど難しくなります。

合格率は1級で約25%、2級で約50%、3級で約60%程度と言われており、国家資格の中では合格率は高いほうではないかと思われます。
こうした資格はウェブ業界で仕事をしたい人には、メリットの大きい資格です。
というのも合格率がそれほど高いものではありませんので、この資格を持っているということ自体が「技術や知識がある」という証明となるからです。

ただし就職に役立てたい場合には、2級以上を持っていた方が無難です。
詳しい概要としましては、まずは受験資格は受ける級によって資格内容が違ってきますので、ご自身が受験資格を満たしているかを確認した上で、受験を検討する必要があります。

3級ならば特別な条件はありませんが、しかし1級、2級となるとさまざまな条件があります。
例えば一定期間以上の実務経験が必要であったり、高度職業訓練を終了しているなど、そういう条件を満たさなければ試験を受ける事は出来ません。
試験内容については学科と実技の二種類があり、合格基準は100点満点中、70点以上が必要となります。

Webデザイン技能検定には免除が適用される事もあります。
試験は学科と実技の二部構成になっているため、どこらかを以前に合格させていたら、その部分が免除になるということもあるのです。
また実務経験者の場合なのですが、その実務内容と年数によって試験の内容が免除されることもあります。
こうして免除される内容に関しては、それぞれの条件によって変わってくるのです。

内容としては、例えば各等級における免除の場合、1級の技能検定に合格した人は、1級の学科試験が全て免除ということもありえます。
実務経験者の場合ですと、ウェブデザイン職種の指定試験機関技能検定委員を2年以上務めていれば、2級の実技全て、3級の学科と実技全てが免除となります。

願書の申し込みについても、級によって時期や回数に違いがあります。
特に1級は、9月下旬から10月中旬までの年に一度きりなので、しっかりと期間を把握しておく必要があります。
因みに2級は年3回、3級は年4回となので、自分のスケジュールなどに合わせて受験日を検討することが比較的容易です。
受験料も級によって、また学科と実技でも違いがあり、これは免除などの関係もあって、「学科だけ」「実技だけ」と別々に試験を受ける人も存在していることが理由です。